- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W220×D180×H1000mm
- 個人蔵
- Title : Space monkey Able
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe, Japanese paper, Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W220×D180×H1000mm
- Private Collection
今から約50年前にあたる1959年5月28日、初めての宇宙ミッションを前に、実験台としてメスのアカゲザル“エイブル”とリスザルの“ベイカー”が、共にジュピターAM-18ロケットで宇宙へ打ち上げられた。2匹の猿は15分間の飛行の後に地球に帰還。宇宙旅行から初めて帰還した霊長類となった。。
スミソニアン航空宇宙博物館に展示された、鉄の容器に閉じ込められた“エイブル”の剥製。その写真を見たとき、人間の都合で宇宙に飛ばされた、エイブルとベイカーの複雑な心情を想像し、この作品を制作した。宇宙に向かって飛び立つロケットのイメージを、造形に取り込んだ。
彼らの瞳と心の内に、この世界は一体どんな世界に映ったのだろうか。。。
- 技法:乾漆、研出蒔絵、高蒔絵、平蒔絵、螺鈿、変わり塗り
- 素材:漆、色漆、金粉、銀粉、乾漆粉、貝、卵白、輪島地ノ粉、砥ノ粉、樹脂
- サイズ:W210×D210×H310mm
- 個人蔵
- Title : A child prodigy
- Technique : Kanshitu. Togidasi-makie. Taka-makie. Hira-makie. Kawarinuri. Raden
- Material : Urushi. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell. The white of an egg. Stone-powder. resin
- Size : W210×D210×H310mm
- Private Collection
麒麟児とは、『幼い頃から天才的な才知をもつ少年』という意味です。その言葉から連想した、神聖な子供の姿を、漆を用いて偶像表現しました。
また、台座のデザインは“生命の成り立ち”を表現しています。下の台座には、植物の根を意味するデザインを施し、上の台座には、地球上のあらゆる動植物の要素(中央より人間の手→草食動物や肉食動物の眼→魚類→昆虫→植物)を、蓮の華に見立ててデザインした蒔絵を施しています。植物の根を伝って大地から紡がれた命は、やがて全ての動植物の命へと繋がっていきます。様々な命の犠牲の上に、私たち人間の命が成り立っている。それを理解した上で、人としてどのような心で在るべきか。正座には、そのような麒麟児の心境も表現されています。台座の縁には、三角形の文様を施しています。これは、縄文時代の食物を煮炊きする土器の縁などによく使われていたデザインです。魔物が食物に入らないようにする為の、魔除けの意味があると言われています。その意味を、台座のデザインとして引用しました。麒麟児の前掛け部分には“虎と子牛”、後部には“フクロウと蝉”を蒔絵しています。いずれも食物連鎖の関係にある生物をモチーフにする事で、いわゆる死生観を意味しています。
- 技法:乾漆、蒔絵
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、桂、グラスアイ
- サイズ:W170×D200×H670mm
- 個人蔵
- Technique : Kanshitu, Makie,
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper, Gold, Katsura wood, Glass eye.
- Size : W170×D200×H670mm
- Private Collection
タイトルの眼居 (まなこゐ) とは、“ 物を見つめる眼差し ”
という意味です。耳を傾け、じっと何かを見つめているオオヤマネコ。この作品は、その姿を見つめるうちに、私の心に湧いてきた心象を作品にしたものです。
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W140×D140×H200mm
- 個人蔵
- Title : A child of dragon
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W140×D140×H200mm
- Private Collection
龍をテーマに作品を考えていた時、高校時代に不祥事を起こして、野球部を退部になった友人を、ふと思い出した。彼の名前にも「龍」の字が使われていたのを思い出した時、いかに四聖獣の龍であっても、子供の頃には幾度となく失敗を重ねて成長するものではないか、というイッメージが頭に浮かんだ。後悔、反省。何事かを思念し物思いにふける龍の子供の姿に、友人の姿を重ね合わせ、偶像表現した。
- 技法:乾漆、蒔絵
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉
- サイズ:W80×D80×H700mm
- 個人像
- Technique : Kanshitu, Makie
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper, Gold
- Size : W80×D80×H700mm
- Private Collection
"ROIRO"とは、漆黒の事です。〜ROIRO series〜では、漆独特の黒の魅力を生かした、乾漆ならではの造形美を目指し、作品展開をしています。
これは、自分が育てていた漆の種からやっと芽吹いた、一本の芽がモチーフになっています。弱々しくて、はかないその立ち姿は、どこか優美で繊細な美しさを感じました。
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、和紙、金粉、貝
- サイズ:W80×D80×H120mm
- 個人像
- Title : A mouse
- Technique : Kanshitu, Makie, Raden
- Material : Urushi, Japanese paper, Gold, Shell
- Size : W80×D80×H120mm
- Private Collection
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W90×D100×H150mm
- 個人蔵
- Title : Feelings of pub dog
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W90×D100×H150mm
- Private Collection
- 技法:乾漆、蒔絵
- 素材:漆、麻布、和紙、銀粉
- サイズ:230×D200×H250mm
- 個人蔵
- Title : Karesansui
- Technique : Kanshitu. Makie.
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Silver.
- Size : 230×D200×H250mm
- Private Collection
心乱れた時も、自分自身を取り戻せる風景を、心の中に持っていたい。。その思いを偶像表現しました。
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W100×D100×H140mm
- 個人蔵
- Title : Gentle sheep
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W100×D100×H140mm
- Private Collection
草をムシャムシャと食べている羊の顔は、いつ見ても幸せそうです。そんな姿から、この作品のインスピレーションをもらいました。
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W100×D130×H150mm
- 個人蔵
- Title : The gentle heart that arose to a child.
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W100×D130×H150mm
- Private Collection
子供の足先に、偶然とまったてんとう虫。てんとう虫が驚かないように、じっと飛び立つのを待ってあげている。。子供の中にいつの間にか芽生えた、命を慈しむという大人の気持ち。タイトルにはそのような意味を込めました。
- 技法:乾漆、蒔絵
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、貝
- サイズ:W100×D120×H180mm
- 個人蔵
- Title : Whisper of the Heart
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Shell.
- Size : W100×D120×H180mm
- Private Collection
ウサギの長い耳なら、色々な声や音が聞こえてさぞかし楽しいだろうな〜と想像し、この作品を作りました。
- 技法:乾漆、蒔絵、螺鈿
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉、乾漆粉、貝
- サイズ:W120×D150×H270mm
- 個人蔵
- Title : Ogress
- Technique : Kanshitu. Makie. Raden
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver. Urushi-powder. Shell.
- Size : W120×D150×H270mm
- Private Collection
- 技法:乾漆、蒔絵
- 素材:漆、麻布、和紙、金粉、銀粉
- サイズ:W110×D120×H200mm
- 個人蔵
- Title : Golden monkey
- Technique : Kanshitu. Makie.
- Material : Urushi. Hemp clothe. Japanese paper. Gold. Silver.
- Size : W110×D120×H200mm
- Private Collection
静岡県稲取にある動物園で出会った、一匹の猿がモチーフです。行儀よく座っている姿に、何か感じるものがあり偶像表現しました。
- 技法:乾漆、呂色仕上げ
- 素材:漆、和紙、輪島地ノ粉、砥ノ粉、桜木など
- サイズ:W940×D160×H650mm
- 個人像
- Technique : Kanshitu.
- Material : Urushi, Japanese paper, Stone-powder, etc.
- Size : W940×D160×H650mm
- Private Collection
"ROIRO"とは、漆黒の事です。〜ROIRO series〜では、漆独特の黒の魅力を生かした、乾漆ならではの造形美を目指し、作品展開をしています。
この作品は、義理の家族が以前に飼っていたグレートデーン犬がモチーフです。生前はよく私も散歩に連れて行き、その巨大で悠々とした容姿に惚れ惚れとしていました。残念ながら、一昨年前に天国に召されてしまいましたが、この作品は、その姿を思い浮かべながら制作したものです。
- 技法:乾漆
- 素材:漆、麻布、和紙
- サイズ:W600×D160×H400mm
- 個人像
- Technique : Kanshitu
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper,
- Size : W600×D160×H400mm
- Private Collection
"ROIRO"とは、漆黒の事です。〜ROIRO series〜では、漆独特の黒の魅力を生かした、乾漆ならではの造形美を目指し、作品展開をしています。
この作品は、義理の家族が以前に飼っていたグレートデーン犬がモチーフで、連作の第2作目となっています。本体の重さは、お箸一膳ぐらいの重さで、とても軽く作ってあります。
- 技法:乾漆
- 素材:漆、麻布、和紙
- サイズ:W640×D160×H400mm
- 個人蔵
- Technique : Kanshitu
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper,
- Size : W640×D160×H400mm
- Private Collection
"ROIRO"とは、漆黒の事です。〜ROIRO series〜では、漆独特の黒の魅力を生かした、乾漆ならではの造形美を目指し、作品展開をしています。
この作品は、義理の家族が現在飼っている、バーニーズマウンテンがモチーフで、連作の第3作目となっています。長い耳と尻尾を、風にたなびかせながら歩いている姿が、この作品のモチーフです。本体の重さは、お箸一膳ぐらいで、とても軽く作ってあります。
- 技法:乾漆
- 素材:漆、麻布、和紙
- サイズ:W180×D30×H230mm
- 個人蔵
- Title : Kanshitu Ornament 〜Black flame〜
- Technique : Kanshitu
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper,
- Size : W180×D30×H230mm
- Private Collection
乾漆 Ornamennt シリーズは、壁掛けの作品です。照明が当たる事で、乾漆板ならではの “たおやかな歪み”が、抑揚のある影を、壁に映し出します。
乾漆板とは、麻布と糊漆、下地漆などを、何度も貼り重ねて作る板です。麻布は、完全に漆を吸い込まないため、漆が硬化した後も柔軟性と耐久性を保つ事が出来ます。それが故に、周りの環境(湿度や温度)などにより歪みが変化し、作品の映し出す陰影にも変化が現れます。それが、この乾漆 Ornament の特徴です。
- 技法:乾漆
- 素材:漆、麻布、和紙
- サイズ:W180×D30×H230mm
- 個人蔵
- Title : Kanshitu Ornament 〜Darkness flame〜
- Technique : Kanshitu
- Material : Urushi, Hemp clothe, Japanese paper,
- Size : W180×D30×H230mm
- Private Collection
乾漆 Ornamennt シリーズは、壁掛けの作品です。照明が当たる事で、乾漆板ならではの “たおやかな歪み”が、抑揚のある影を、壁に映し出します。
乾漆板とは、麻布と糊漆、下地漆などを、何度も貼り重ねて作る板です。麻布は、完全に漆を吸い込まないため、漆が硬化した後も柔軟性と耐久性を保つ事が出来ます。それが故に、周りの環境(湿度や温度)などにより歪みが変化し、作品の映し出す陰影にも変化が現れます。それが、この乾漆 Ornament の特徴です。