2007 脱活乾漆偶像 〜森〜(cosmos)      

 この作品は、東京芸術大学博士課程の修了制作です。国立科学博物館の鹿の剥製に感動を覚え、そこに感じた生命の輪廻観を仏塔の構造的意味や象徴性に見立て、作品化しました。ライティングに反射した蒔絵や金箔が、背面に後光を形作っています。これらを含め、会場全ての条件が整ってこの作品は成立します。

表現者として多くの "喜び" と "気付き" をもたらしてくれた、私にとって大切な作品です。

  • 技法:脱活乾漆、研出蒔絵、平蒔絵、変わり塗り
  • 素材:漆、乾漆粉、麻布、麻ひも、木材、石膏、金箔、金丸粉、金平目粉、金平極粉、青金丸粉、銀丸粉、銀平目粉、銀平極粉、錫粉、地の粉、砥ノ粉、樹脂、ガラスアイ、ステンレスパイプ
  • サイズ:W960×D920×H1200mm
  • 収蔵:東京芸術大学大学美術館  野村美術賞 受賞(博士修了作品/財団法人野村国際財団)

 

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